三次元のキミに恋をして。

本当に一瞬で恋に落ちる事があるなんて

5月に入ってすぐの事。

さっそく、私たち美化委員の最初の仕事がきた。

それは、草むしり。

みんながとても、嫌がってたあの仕事。

私は、そんなにみんなが嫌がるほどに大変な仕事じゃないと思ってた。

その場所を見るまでは────。

「な、な、なにこれ...」

こうなったのは、遡ること6時間くらい前。

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「今日の放課後、美化委員2人は中庭の草むしりなー」

「あ、はい!」
「...はい」

ホームルームが終わった後に先生を出ていこうとしていた、告げられた。

「中庭の草はすげーからな、まぁ、頑張れよ。」

先生は、不安そうな顔した後に笑ってそう言って、行ってしまった。

「うわ〜、美化委員かわいそー」
「あそこの草、すごいよな...」
「私だったら、1日かかっちゃう〜」
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