Bitter
君との出会い
春風に吹かれる入学式。

私は今日から高校生。
友達ができるかなとか部活とか勉強とか不安とドキドキでいっぱいだった。

それと、恋愛も。

中学はバレーボールに熱中して彼氏なんてできなかったし、第一男の子が苦手な私が彼氏なんてできるわけでもなく。だから友達のノロケとかを聞いて憧れてたんだ。

でも私なんかに彼氏ができるわけないよね。
と半分諦めモードのわたし。



「あれ?七海じゃない?」

そう私の名前をよぶのは小学校が同じだった美優。

「え!みゆうじゃん!!」

「やっぱ七海だ!!久しぶり!!」

久しぶりの再会にはしゃぐ私たち。
しかもおんなじクラスらしく入学式から友達ができて安堵するわたし。






「えーーではこの後は各自じぶんのクラスへ行くように」


長い入学式がおわって私たちは自分のクラスへ移動した。

そこで出会ったのが君だったの。
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