夫婦・・として

☆☆多分···無理


「で、どうしたいんだ?」
と、仁に聞かれても
答える事もできず。
自分でも、どうしたら
いいのかわからなかった。

そんな感じで、
ひと月、ふた月が過ぎた。

鈴華からは、顔を会わせると
毎日のようにしかられて
「暁斗さんが、心配して
毎日、家に来てるよ。
何か、あったの?
結斗も、気にしているし。」
と、言われるが
「なにもない、病院が忙しいだけ。」
と、言うしかなくて
「ママ、いつもそういうけど
本当なの?」
「本当よ。なに?」
「はぁ、私、正臣さんに聞いたの?
小児科、今大変なのか。
すると、
正臣さんは、小児科が大変だとは
聞いてないって、言ってたよ。
ママ、本当の事話して
私は、ママのたった一人の家族で娘だよ。
ママと、言い合いはしたくないの。」
と、言われて

瞳子は、黙って頭を抱えた。

「ママ、私には話せないこと?
仁さんは、知ってる?
聞いてもいい?」
「仁には、たまたまあって
話したの。
鈴華、私‥‥暁斗さんとは
ダメかもしれない。」
「えっ、何か、あったの?
もしかして、あれ?」
「うん、そう‥‥あれ。
この間、温泉に行ったでしょう?
あの時、初めて彼と一晩を共にして
朝、彼の腕の中で
『どうした、亜紀?』とね。

どうしていいのか、わからなかった。

このままいたら、
彼にどんなこと言うか、
自分に自信がなくて
急いで、その場を離れたの
彼には、病院から呼び出しと
メモを残して。

病院に行くと言ったのだから
その日は、病院の近くの公園で
過ごしたの。

そこで、ばったり、仁と。

ごめんね、鈴華。
不意に間違われるのだって
平気ではなかったの。
だからって、言えば治るとかの
問題じゃないでしょう。
もう、どうしたらいいのか。」
と、言うと

鈴華は、
「ごめんね、あれは気になっていたの
ママを責めているわけではなくて
ママが、私に話してくれないのが
寂しかっただけ。
暁斗さんも、ママが暁斗さんをパパと
間違えたらどうするんだろう。」
と、言った。
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