オオカミ御曹司に捕獲されました
3、衝撃的なキス
「う……ん、のど……カラカラ」

喉がいがいがして目を開けると、片肘をつきながら青年がこちらを見ていて……。

ええ?

私はまだ寝ぼけているのかと思って目をしばたく。

だが、自分の目の前にいるのは何度見ても私の苦手なイケメン同期で……。

杉本君‼

私の身体は氷のように固まった。

こんな目の前に顔があったらいくら目が悪くても誰だかわかる。

「梨花、おはよ。水飲む?一人で飲めないなら口移しで飲ませてあげようか?」
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