「ショー君、この後どっか行こうよ!」



「あ…いや、俺、この後は予定あるから。」


「えぇ~それって私達とより重要なのぉ?」



「ちょっと!ショー君困ってるじゃない。あんた達、離れなさいよ。」



「出た、ミスキャンパス!ちょっと顔が良いからって、ショー君にべたべたしないでくれるかしら?」



とある大学に通う2年生の湾廼炒市(ワンノ ショウイチ)、通称ショーは、所謂爽やかイケメンな容姿でかなりモテる。



ただ、本人とっては好きでもない女子から言い寄られるのは大変迷惑な話で、あしらっても冷たく言っても全くの効果無し。


毎日毎日、勉強以外でも辟易している。



主な原因である3人衆は上から、蕎寡(キョウカ)、莢啝(サヤカ)、蛉葭(レイカ)。



そしてその3人衆を止める、易益見熊(イマタ ミユウ)。


性格は勝ち気であり、同じ講義の炒市に認めて欲しくてミスキャンパスになったようなものだ。



「ブッチー、ジーザスは?」


「あっち。」



4人で言い争っている間を抜け出した疲れ顔の炒市が尋ねた相手は、巨漢の友達、物淵犬申(モノブチ ケンシン)。


通称ブッチーが指差したのは、大学の正門だった。

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