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そこにいてくれるだけで
難病のせいで、普通の高校生活が送れない瑞穂。食事も行動も制限され、女の子らしいことなどなにもできない毎日。
そんなある日、彼女は死神と契約し、寿命を短くされる代わりに健康な体を手に入れ、健斗という男の子に恋をした。それから、瑞穂の毎日は明るいものに変わっていく。

病気の苦しみを背負って、寿命を全うするか。
健康で楽しいけれど、短い命か。
物語序盤の瑞穂は後者を選んだわけですが、そんな彼女に“生きること”の大切さを教えてくれた健斗が本当に素敵な男の子でした。

人は誰でも、誰かを幸せにする力がある。
病気だとか健康だとか関係なしに、その人がただそこにいてくれること。
それがどんなに大切で、かけがえのないものなのかということを、健斗と、彼によって変わっていく瑞穂から教えられた気がします。
切なくもありますが、それ以上に希望にあふれた作品でした。
来海シスコ
16/08/27 06:59

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