したたかな彼女
関係

その後二人はショッピングを楽しみ、夕食を済ませると、8時過ぎのバスに乗り込んだ。


乗客は少ない。 窓からみえる真っ黒な外。


途中、コンビニエンスストアの光を見かけたまりえが言う。


「ねぇ、コンビニによっていい?」

「うん、いいよ」


明日の昼食を買うためだった。 めんどくさいことはついでにやっておくべきだ。


バスを降りると、近くのコンビニエンスストアに入った。


「何買おうかな」


パンを必死にさぐるまりえ。

甘いのと辛いパンを買おうと思う。
飲み物は決まって身体を潤す天然水。


その間、志保は暇なので店内をうろついていた。
無意味にお菓子売り場や、デザート売り場を行ききする。


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