「……っん……はぁ……ぁあ!!たける!」




ッギシッギシッギシ…………

「まりえっ!まりえ、愛してる……」


「……ぁあああ!!!」


そう言って彼女の身体が弓なりに弾け、彼の体をがグッタリとベッドに横たわった。




薄暗い部屋のなか、ベッドボードの灯りの中で、


婚約していたはずの彼が、他の女を抱いている所を目撃するってそうそうあることなのだろうか……。



仕事が久しぶりに残業もなく終わり、久しぶりに早く帰れたから合鍵を使って部屋に入ると、


寝室からは男女の甘い声が響き、

ベッドの軋む音が響いていて、


見てはいけない。そう思うのに、少し開いたドアの隙間から見てしまった。

女の顔は彼の体で見えなかったけれど、


7年も見てきた彼の背中を間違えるはずもなく。



もう私とは忙しいのと疲れを理由に半年近くも音沙汰だったのは、こう言うことだったのか。


私は怒りよりも失望が勝ったのか、
静かに部屋を後にした。