潮風とともに
好きな人の苗字



翌朝といっても、朝方まで体を繋げていた私たち。



目を覚ますと8時。

「っん……起きないと……」


私が体を起こすと腰に手が回った


波瑠を見るとまだ眠っているようで、私は思わずクスリと笑ってしまった。


シャワー浴びたい……



「……ん、、、瑠碧?おはよ。。。」 


「波瑠、おはよ。ねぇ、シャワー浴びたい……」



まだ起ききっていない波瑠にお願いをする。


「んー。まだ眠たい。脱衣室のタオル使ってね」


起きる気はないようで、目を閉じたまま波瑠がいった。
私はお言葉に甘えてシャワーをあびた。




バスルームの鏡を見て唖然



身体中に散らはる赤いあと



波瑠が着けた真っ赤な花がさいていて、思わず顔を赤くした。


っもう、波瑠っ!


ギリギリ見えそうなところにまでっっ。


大阪に戻ったら首もとまである服を着れば見えないけど、これじゃあ、制服は見えるな……。


コンシーラーで隠すしかないかー。


そんな事を考えていると、鏡越しに波瑠と目が合った。



「瑠碧おはよ。中々戻ったこないから心配した。」



「波瑠っ!こんなに着けたら恥ずかしいよ……」


私は振り向いて波瑠を見上げた


「ん?俺の気持ちだよ。結婚してもしばらくは離ればなれだから……」


そう言って私の髪の毛を撫でる
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