恋色流星群

17♯航大side


いつにも増して、陽斗の刺すような視線が痛かった。


普段は柔らかい奴なのに、仕事中は人が変わったように闘争心を見せる。




分かるよ、俺も今回の曲にかけてる。
一緒に上へ行こうな。

そういう気持ちを込めて、陽斗の肩を叩いた。






レコーディングブースを出て携帯を見ると、まだ19:00。
一瞬、理沙子の顔が浮かんだ。



胸が握られる。

いつから、理沙子を思うと痛みにも似た感覚が。胸を押さえるようになったのか。







行くか。

次の仕事は20:30から。
顔見れても、今回も一瞬だな。ペットボトルの水をゴクリとあおり、口元を手の甲でぬぐった。






そのとき、着信が入っていたことに気づく。
タップして開けば。






ここ一年、別れ話をすれば行方をくらます。

俺を決して自由にしない。









あの人からだった。
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