恋色流星群


せっかく来たハワイで、私が一人にならないように。
瀬名ちゃんは、夜の予定を入れてくれた。


こっそり覚悟していたアウェイ感の中でも、果敢に盾になろうとしてくれてるのを感じた。

優しい子だな。泣けちゃうよ。





「社長指示です」と瀬名ちゃんがこっそりくれたルームキーが連れて行くのは。


最愛ホテルの、最上階。









最上階とは。


サタンの魔の手は、ハワイにまで及んでいたか。



ときめきで震える手が開く、扉の向こうが広げていたのは。

星と夜景が境を無くした、息を飲む世界。



泣けちゃうよ。














ここは天国か・・・

ベランダで一人、ウッドチェアに腰掛けて海を見ていた。



眼下に広がる無数の星。
遠くで静かに寄せては返す、白と青の波の音。

目を閉じれば、優しい風にふわふわ抱かれる。

幸せすぎて、泣きそう。






一人旅、いいなぁ。

(正確には、全然一人旅ではないけれど)






そういえば、ここのホテルは地下にスパがあったはず♡

時計を見ると、もうすぐ20:30。
急げば、瀬名ちゃんのお迎えにも間に合うよね。



せっかく来たハワイだもん。

ロミロミで揉みほぐしてもらって、全神経癒されちゃおう。

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