私って、男運がないと思うんです

「はっ、ばかじゃないの!?」

「うん、ほんと自分でもそう思う」

亜紀に罵られても、何も言い返せない自分が情けなかった。



あれから何度も真弘の熱に浮かされ
気付けば朝だった。

土曜休みの私と違って仕事のある真弘は
「1回家帰ってる時間ないやーだるい。またなー」
と軽く手を振って会社に向かっていった。



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