幼い頃の私は夢を見ていた

どんなに貧しくて 不幸な生い立ちでも
誰よりも心が綺麗なら
優しい魔法使いが手を差し伸べてくれて
いつかきっと素敵な王子様が
迎えに来てくれると信じていた



だけど大きくなるにつれ
厳しい現実を目の当たりにして悟ったんだ


おとぎ話は 所詮おとぎ話でしかないって



貧しくてなんの取り柄もない地味な女が
王子様に選ばれるわけがない


だから私は努力を惜しまず自分を磨き
人一倍真面目に働いて
どこに出ても恥ずかしくないように
たくさんの武器を身につけた


誰もが羨むような
華やかできらびやかなデカイ幸せを
この手で掴んでみせる


そう思って生きてきたはずなのに…


職場の上司の気まぐれに振り回されて
戸惑いだらけの毎日が始まった



“ シンデレラは他人の力を利用して
幸せになろうとした浅ましい女だ ”


“ 魔法使いなんかいないんだよ ”





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