強引専務の甘い手ほどき

ルピナスの専務。

「お、おはようございます。」
と小さな声で第1秘書室のドアを開けながら、始業15分前にたどり着くと、
「声が小さい。はっきり挨拶。」と水城さんが中から声をかける。
「お、おはようございます!」ともう一度言いなおすと、
「大声は出さなくていい。」と水城さんが笑いをこらえた顔でちょっと顔をしかめる。

「水城さん。初日から厳しくしなくても。」と柔らかい笑顔の30代位の男性。
細身で背が高く、瞳はくっきり二重で整った顔をしている。
黒髪はさらりと短く整えられ、フチなしメガネがよく似合う。王子系。
優等生の学級委員。躾のいい、大型犬って感じ。さしずめコリーかな。
「専務の秘書の石神 拓也(いしがみ たくや)です。
ヨロシクね。西島さん。」と私の顔を見て、ニッコリする。

「上野 怜(うえの れい)です。役員全員の秘書の取りまとめをしています。よろしく。」
と40代くらいのすらりとスタイルが良いキリッとした感じの女性。

「吉野 美鈴(よしの みすず)です。配属2年目です。
上野さんの下に付いています。よろしくお願いします。」
と20代半ばの可愛い系の細身のオンナノコって感じの女性がいた。


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