まじめっ娘とイケメンくんの恋
思いを伝える


あれ?ここは?
目が覚め天井を見て自分ちじゃないと気づく。


昨日は・・・えっと・・・
謙太さんとご飯食べて
そして・・・それからどうした?


うん???ここもしかして?
謙太さんち?


この光景はやっぱり謙太さんち・・・
そして横で寝ているのは
愛しの謙太さん。


えーっと
カシスオレンジを頼んだのまでは
覚えてるんだけど記憶をたどるが
その後の記憶がない。


「やっと目が覚めたのか!」


「ご・・・ごめんなさい」


「も!!!お前は!!!
飲めねーんだろ?彩子に聞いたよ
それなのになんで飲んだんだよ」


いきなり怒り始める。


「迷惑かけちゃったみたいで
ごめんなさい」


「オレと一緒だったからよかったものを
他のやつだったらどうなってると思ってんだ!
放置か襲われたか売られてたか」


「アハハ・・・それでもよかったかな」


「はぁ?今なんて言った!
それでもよかった?
いい加減にしろよ!」


「そんなに怒んないでください」


「怒るよ!
そんな馬鹿だとは思ってもなかったわ」


「今気づいたんですか?」


「前から知ってたわ!アホ!
それに増してバカだよ」


「もうバカは帰ります
迷惑をかけました
もう迷惑かけたりしませんから」


「お前な!今何時だと思ってんだ
電車もなければバスもない
おまけにオレも飲んでるから
車に乗れない!
こんなんでどーやって帰るつもりか!」


謙太さんは本気で怒ってる。


「ごめんなさい・・・
ただ飲んで忘れたかったのっ!」


「そんなに忘れなきゃいけないぐらい
好きなのか?
そんなにいい男なのか?
ヤツは!」


・・・違う
貴生さんじゃなくて。。。




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