俺は、母の友人の店に彼女を誘った。

彼女は、長身の体型に
タイトのスカートと
アンサンブルをさらっと着て
あわられた。
センスもよいし
立ち振舞いも優雅だ。

今日は、背中まである髪を
おろしていた。

「凄く、ステキなお店ですね。」
「ああ、母親が、ここに君を
誘えと、勝手に予約していた。
母の友人の店らしい。」
と、話しいると
その友人が挨拶にみえて
俺と彼女は、挨拶を交わした。

彼女は、店内を褒め
母の友人は、彼女を褒めて
二人で、笑っていた。

まったく、この人は飽きない人だ。
と、思いながら
二人で食事をした。
彼女は、
「今日は、どうして私を?」
「ああ、お礼だ。」
「うん?」
「看病してもらった。
仕事にも支障あったんじゃないか?」
「看病と、言えるのか。
わかりませんが、
お礼なんて・・ありがとうございます。
仕事は、大丈夫でしたよ。
いま、翻訳だけでしたから
期日には、ちゃんと
提出しました。」
「いや、助かった。」
と、言うと
「良かった。余計な事をしたのかと
心配していたんです。」
「そのわりには、家政婦や母親と
話していたな。」
「門田さんから、お料理習ったんですよ。
掃除のやり方とか、勉強になります。
お母様も、とても優しくて
嵐君と三人で話したんですよ。」
と、言うから
「門田?」
「吾妻さん宅の家政婦さんです。
門田さんと、おっしゃるんですよ。
知らなかったのですか?」
と、言われて
「はじめて知った。」
と、言うと
彼女は、呆れながら
クスクス笑っていた。