弱虫なボク~先生と生徒の距離~
寂しい瞳
土曜、日曜、学校が休みだというのに、特に何かするってわけもなく終わり


また、月曜から学校が始まる。


結局、休みの2日間はあのフレーズが、僕の頭の中から離れる事はなかった。


『やり直す』


その言葉が出ては、『ありえない』、『ふざけるな』


が、その後に付いてくる。


洗面台の前に立ち、顔を洗っている時でさえ…


何度も何度も両手で水を顔に運び洗う。


しかし、何度洗っても頭から綺麗に取れないあのフレーズ


「亮!いつまでも顔を洗ってないで、早くご飯食べなさ~い!」


バタバタと、少し忙しく歩くスリッパの音をさせ、甲高い声をあげて母さんは僕を呼ぶ。


返事をせずに、タオルで顔を拭きリビングへと向かった。
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