打合せが終わると、京介はコーヒーを口に運びながら俺を見据えた。

「昨日はよく眠れなかったんじゃない?結城さんの首筋の噛み跡の犯人は優だよね。優って結城さんの『飼い犬』だったんだ」

ニヤリとしながら京介は俺を冷やかす。

朝、京介が美緒の首の噛み跡に気づいた時から、俺に突っ込んでくるとは思っていた。

「煩い」

横目でギロリと睨んでミーティングルームを出ようとすると、京介は俺を引き留めた。

「結局、ずっと結城さんは優のところにいるんでしょ?もうさあ、結婚しちゃえば?」

「は?何でそうなる?」

俺は京介の言葉に片眉を上げた。