隣の部屋と格差社会。


ママさんやこどもたちに塗れながら探すこと、十数分。


ベビーピンクとパープルのチュールのボンボンが着いた可愛らしいヘアゴムと、大きなリボンがポイントのヘアバンドにようやく決定。


佐渡さんも大満足で、一安心。


それから、カフェで遅めのランチを食べ帰路についた。




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「今日は、本当にありがとうございました。」

「いや、こっちこそ助かったよ。」


佐渡さんの車を降り、マンションへと向かうなか、今日何度目かのお礼を互いに言い合う。


なんだかそれが可笑しくて、つい吹き出すと佐渡さんもつられて笑った。



エントランスに入り、エレベーターホールを目指そうとしたとき、




「お嬢様。」




突然聞こえた、よく知る声に振り返るとそこにいたのは、お父さんの秘書である武田さんだった。




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