アイ・ラブ・ユーの先で
ずっと終わらない旅の途中
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生まれたときからそうだったので、べつに、いまさらなんとも思わない。


勉強も運動もいつだってピカイチのお兄ちゃんは、将来有望・お父さんにとって自慢の息子。

素直に泣いたり笑ったり、甘えんぼうの妹は、お母さんにとって命より大切な、かわいい娘。


真ん中はいつも損を食って生きている、らしい。


こないだ本屋で偶然見かけたエッセイにそんなことが書いてあって、“真ん中”のわたし、なんだか妙に納得してしまった。


お父さんやお母さんから、嫌われているわけじゃない。
お父さんやお母さんを、嫌っているわけでもない。

かっこいいお兄ちゃんとかわいい妹に対しても、むしろ、こんなふたりと血を分けたきょうだいでいられていること、誇りにさえ思っている。



――だけど、


どうしようもなく切ない夜を、一度も迎えたことがないわけじゃなかった。

手放しで頭を撫でてもらえる夢を、見たことがないわけじゃなかった。


どこかで、本当はとても、さみしかった。



「どうして、わたしだったんですか?」



誰かにとってのいちばんに、
そういう“たったひとり”に、

ずっと、わたしも、なってみたかったんだと思う。



「おまえが、おまえだったから」



それを教えてくれる誰かを、わたしは、ずっと、ずっと、探し続けてきたんだと思う。





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 アイ・ラブ・ユーの先で
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