愛する人
四話

✳️✳️ジュエリーショップ


あれから、三ヶ月
私と櫂は、相変わらず仲良くやっている。

彩希は、私達の事を喜んでくれた。
「やはり、櫂君と縁があったんだね。」と。

涼からは、思いがけず
告白を受けたが
「櫂と付き合ってなくても
涼と付き合うことはないよ。」
それに
「私の中で、
涼は、親友で頼れる同期で
大切な存在だから。」
と、話した。

涼は、
「そっか······わかった。」
と、言った。

この事は、彩希にも話した。

彩希は、
「片瀬さんが、紫海を好きなのを
知っていたよ。
知らないのは、紫海ぐらいだから。」
と、言われ

「でも、気にしないよ。
片瀬さんは、さすがに
みる目があるなと思っていたから。
だって、私の大好きな紫海を
好きなんだから。」
と、言ってくれた。

そんな彩希が、私は大好きだ。

櫂にも、隠さずに話してある。

この後、四人で
始めて飲むことになったのだが

櫂は、涼を敵対視するから
私と彩希は笑いが止まらず
涼も、苦笑いをしていた。

だが二人は、洋服の話で
盛り上がっていた。
涼も洋服に拘りがある人だから。

彩希は、この日の帰りに
涼に告白をしたらしい。

涼から、
「しばらく、待って欲しい
と、言われたの。」
と、彩希は嬉しそうに報告してくれて

「嫌われてないだけ、良かった。」と。


今日は、専務の奥様である
美羽様のお供で、
美羽様行きつけのジュエリーショップに
来ていた。

ジュエリーショップのオーナー兼
デザイナーの弥生様の作品は
素晴しかった。

私も美羽様にイヤリングを頂いてから
弥生様のファンの一人だ。

「いらっしゃいませ
    美羽さん、紫海ちゃん。」
「ご無沙汰いたしております。
        弥生様」
「相変わらず綺麗ね、紫海ちゃんは。
でも、ますます、拍車がかかったような」
と、言われて
「あら、弥生さんも
そうおもいます。」
と、美羽様と弥生様は、
盛り上がっていたから
「私のことより、美羽様は、
      商品を見て下さい。」
と、言うと

二人は肩をすくめて笑っていた。
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