愛する人
五話

✳️✳️綺麗な教会


今日は、弥生様の依頼の撮影の日

一度、会社に出社して
専務のスケジュールの
打ち合わせを済ませて
撮影場所に移動する。

櫂からは、毎日
どんなに遅くても連絡がある。

紫海が、起きてる時間なら
電話が有り
寝てる時間なら
ラインかメールがくる。

離れているから
本当に心配している。
まったく、心配症なんだから。


専務から
「現場まで
タクシーで行きなさい。」
と、言われていた。

撮影場所は
海辺の綺麗な教会だった。

ステンドグラスが
とても、美しくて
照明とか、必要ないみたい。

着くと、
カメラマンさん達
モデルさん
弥生様のお店のスタッフさんと
弥生様
あとは、メイク関係の方々がいた。

「あっ、紫海ちゃん。
来てくれて、ありがとう。」
「弥生様。
お役にたつか分かりませんが
頑張ります。」
「うふふっ。大丈夫よ。
紫海ちゃんは、いつも通りに
してくれていたらいいの。」
と、話しをしながら
メイクさんに私を頼んで
私が着る物と
ジュエリーを説明していた。

メイクさんは、とても気さくな方で
色々な話をしながら
綺麗にしてもらった。

「紫海さん、本当に綺麗。
本物のモデルさんになれば
いいのに。」
と、言われて
「私は、今の会社が
とても、好きなんです。
それに、私はモデルさんの
仕事とかできません。」
と、言うと
「もったいない」
とか言われた。

メイクが仕上がると
何十倍も増しになっていた。

「凄い。魔法みたい。」
と、びっくりしながら言うと
「ありがとうございます。
元が、綺麗だからですよ。」
と、二人で話ながら
私は、弥生様のところへ・・・・
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