全力片思い
カレを好きになった理由
「疲れた……」

学校から帰宅するとすぐにベッドにうつ伏せの状態で倒れ込んでしまった。

そのまま寝返りを打ち仰向けになる。

もしかしたら今日は、高校生活の中で一番疲れた一日だったかもしれない。


昼休み、空き教室に残された私は急いで飲み物を買い中庭に向かった。

それからはいつも通りを心がけ、みんなと昼休みを過ごしたわけだけど……。


ずっと笹沼くんのことが気になって仕方なかった。

またなにか言われるかもしれないって気が気じゃなかった。

結局なにも言われず一日は終わったわけだけど。


ぬくりと起き上がり、タンスの上に飾られている中学校の卒業アルバムを手にし、ベッドに腰掛けページを捲った。

急に見たくなった。中学時代の思い出を。


中学三年生の頃の写真が多く掲載されており、自分が映っている写真の中には必ずと言っていいほど柳瀬がいる。

中学三年生になってからだったけれど、私たちは仲が良かった。

なにもするにも一緒だった。

もちろん最初からそうだったわけじゃない。
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