半妖の子
美弥の代わり
その日の夜ー。


「こんばんわ。龍之介様。雪音様」


「・・・どなたですか」


「申し遅れました。私奈苗と申します。本日は美弥姫様とマリア様の代わりに来ました」


「2人の・・・代わり?」


「はい。姫様がお倒れになられてしまいまして、マリア様は姫様に付いていますから」


「そっか・・・」


「はい。今晩は私1人で我慢してくださいませ」


「それは構わないのだけど美弥さんは大丈夫なのですか?」


「大丈夫です。ご心配にはお呼びません」


「良かった・・・」


「では行きましょうか」


「はい」


「あぁ」


この地域一帯を見回る3人。


「特に以上は無いみたいですね」


「そうだな」


「あちらの方も見て行きましょう!」


「はい」


ざわ。


『!!』


「今何か・・・」


「あぁ。とんでもない妖気だぜ・・・」


「でもどこから・・・」


「御二方・・・正面を見てください」


「え?」


「正面?」


そこには1人の男性が立っていた。


「何者です。ここは立ち入っていい場所ではありません。立ち去りなさい!」


「そうは行きません。私も命令でここにいるのですから」


「あー?何言ってんだ?」


「私の名前はアシュラ。どうぞよろしく」
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