S系御曹司と政略結婚!?
本音に揺れる


甘い痺れが全身を駆け巡り、もう何も考えられなくなってしまう。

「……いいだろ?」

思考回路が寸断されているのか、その問い掛けに反射的に頷いてしまう。

クッと一笑されて薄目を開けると、首筋に舌を這わせながらこちらを見ているヤツと目が合った。

「やっと俺を受け入れる気になったか」と。

その声色と自信ありげな態度って“S”のほうに傾いてませんか……?

イヤな予感がして黙り込んだ私の背筋をひと筋冷たいものが流れていく。


「何も言わないなら許可は取らない。せっかく優しくしてやったのに、もう良いの?」

「せっかく!?んっ……、ちょっ、」

仮面を取り去ったヤツは反論の余地も与えず。胸の頂を下で転がし、空いた手で身体をなぞっていく。

先ほど以上の快感が身体を襲って、正常な判断も出来なくなる。

ヤツの緩急をつけた攻撃にされるがままの私は、快楽に深く溺れてしまいそう。

二度と引き返せそうにない、激しい荒波の中へ誘う男に縋りつきながら……。


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