鬼上司は秘密の恋人!?
 

石月さんを好きだと自覚してから、視線が勝手に彼を追いかけてしまう。
職場でも、家でも。

仕事中に見せる凛とした鋭い表情も、和室の畳の上で寝転がるやる気のない態度も。
見るたびに胸を高鳴らせる。

この想いが叶うわけないって、ちゃんとわかっているから。
誰にも打ち明けたりなんてしないから。
ただ、ひとりでそっと想うだけだから。


そう自分に何度も言い聞かせる。



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