洗脳ゲーム
神と崇められる男達
薄暗い部屋の中、一人の女が男の前に跪いている。

窓から零れる月明かりの光が優しく、掘りの深い整端な男の顔を照らしている。

跪いている女の首には、何故か赤い首輪がされていた。

そして男を見上げる女の眼差しは、主人を見詰める犬そのもの。

今にも尻尾を降りそうな勢いで、鼻息も荒い。

「…美沙子、ご飯の時間だよ」

男は女の視線に合わせるべく跪くと、優しく女の頭を撫で、ポケットから缶詰を取り出した。


< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

約束ノート

総文字数/11,495

ミステリー・サスペンス41ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop