願いが叶ったその時…






光「あ、そういえば、
  驚いてましたよ下にいる人たち」


「え?どうして?」


光「若が『首輪』をしているからですよ」




『首輪』って、犬じゃないのに…
まぁ子犬に似てはいるけど…




光「本当に…自分から女から贈られた物を
  身に付けるのはきっと、
  送り主が百合さんだからでしょうね」


「…そうかな」




違う、そんなんじゃない
今までだってきっと沢山貰ってるはずなんだ
今はつけてないだけできっと…



       ピンポーン



「え?」



光「誰でしょうね…見てきます」



士「今日は誰も来ないはずなんだけどな」




そういえば夏風も今日は下に来るなって
言ってたけど誰かくるのか?
教えてくれなかったけど…




光「こっ困ります!」



?「いいじゃない、ちょっとだけ!」




玄関から光琉と女の人の声が聞こえ
身体が強張った。
追い返そうとしている光琉の声と
入ってこようとする女の人の声…




士「姉さん?」




私はやっぱり、邪魔なのかな






 
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