ちょっとトンデモ(オカルト?)な話です……(苦笑)。

妊娠初期の頃、なんとなくですが「ん?」と思うことがありました。平日の昼間、部屋には猫と私しかいないはず。なのに――何か「存在」を感じるわけです。

 でも、不思議と怖くはありません。むしろ、何かこう懐かしいような親しいような、そんな感じがしたのです。そこで「もしや?」と頭に浮かんだ人物が、母方の祖母でした。けれども、姿がはっきり見えるわけでなし。対話ができるわけでなし。

 私はいわゆる「霊感の強い人」というわけではありません。「子どもの頃から多くの不思議体験をしてきました」というわけでもないし、「視えすぎちゃって困るの」というわけでもありません。だから、その存在が祖母だったのかを確認する術はなかったのです。

 ぴったりそばにいるのではなく、少し離れたところから静かに見守っている。だいたいそんな感じでしたかね。ときどき、猫がそちらのほうを黙ってじーっと見つめていました(笑)威嚇するとかは一切ありません。ちなみに、祖母は大の猫好きで家でも飼っていたんですよ。

 私は私で「ん? きてる?」と、ごくごく普通に受け入れて日常をすごしていました。なんかね、楽しかったですよ(笑)心配してくれているのかなぁ、見守ってくれているのかなぁ、って。

 妊娠初期の間を無事にすごせたのは、その存在のおかげかもしれませんね。決して「頑張れ!」と励まされたわけじゃないのです。ただ、すごく勇気づけられたんですね。私にはたくさんの味方がいるんだ、と。だから「大丈夫」って。

まあまあまあ、信じるか信じないかはあなた次第デスって話なんですけどね(笑)

 ちなみに、安定期(妊娠中期)に入ると、その気配を感じることはぱたりとなくなりました。でも、淋しいという感じはなかったですね。「安心してくれたのかな?」って。

 束の間の不思議体験は、私にあたたかな安堵感とちょっとした自信を与えてくれたのでした。