できちゃった出産【ベリカフェ版】

無罪モラトリアム――胎教?椎名林檎ですかね?

 胎教のつもりで聞いていたわけではないのですが、妊娠中に一番よく聞いた音楽は椎名林檎さんでした。ぜんぜん胎教っぽくないでしょ?(笑)

 胎教の定番といえばモーツァルトとかそのへんでしょうか。実家の母もガッツリそう思っていたらしく「モーツァルト聞きなさい!」としきりに言ってきたんですけどね。結局は聞かなかったです(苦笑)

 モーツァルトのレクイエムなんかはわりと好きなんですが、その他はそうでもなくて。どうにもこうにも飽きてしまうというか……。こればかっかりは好みなので仕方がありません。

 そういうわけで(?)妊娠中に一番よく聞いた音楽は椎名林檎さんでした。でもね、もともとファンだったかというとそうでもないんです。夫が好きでアルバムが何枚か家にありまして。なんとなーく導かれるように手にとった一枚に(爆)ドはまりしたわけです。

 中でも一番好きだったアルバムが『無罪モラトリアム』。タイトルにかなり心惹かれたんですよね。

 ちょいと強引にこじつけて言うならば――罪悪感をぬぐいきれない私は免罪を願っていた。あるいは、無罪であると認めて欲しかった。また、胎児の成長のスピードにまるでついていけない自身の気持ちに焦燥感を感じていた。モラトリアム(猶予期間)に憧れ、ちょっとした現実逃避をはかっていた。

 なーんて(笑)実際はそんな切羽詰った気持ちで聞いていたわけじゃないんですよ。ただ気に入って好きだったから。それだけです。

 胎教ってどれくらい影響するものなんでしょうね? 妊娠中に聞いていた(聞かせていた)曲を生まれた赤ちゃんに聞かせたら、喜んだり落ち着いたりしたって話は聞いたことがありますが。

 子どもって生まれたばかりの頃は目がよく見えていないのですよね。おもちゃを与えるなら、はっきりした原色のものがよいというのはこういった事情らしいです。ふんわりした淡い色よりビビットな色のほうが見やすいから。

 視覚より聴覚のほうが早く発達するんですね。だから、耳はけっこう聞こえている。母親の声を覚えているっていいますし。泣いている新生児を落ち着かせるアイテムとして、心音(“ドクン、ドクン”というあれですね)が聞こえるぬいぐるみなんかもありますね。

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