宝物な君と
気持ちの変化に戸惑う
「ママぁ、永久くんと蒼空くん来ないね…。いつもいたのに。」

『きっと仕事が忙しいのよ。』

そう、動物園に行ったあとあたりから、永久と蒼空くんはここに来なくなった。

瀬高さんが言うには仕事が忙しいらしくて、今まで毎日来れた時の方が普通じゃなかったらしい。

まぁ、大企業の副社長さんらしいから、当たり前だよね。

社長は永久のお父さんらしい。

つまり瀬高さんの息子さんね。

「七くんは永久が好きかい?」

瀬高さんが七くんに聞くと。

「うんっ、好き!だって、ボクと同じくらいママのこと好きなんだって。ボク達、どーしなんだよ。」

「同志?」

「うん、ママ好きなどーしなんだって。」

「そうかいそうかい。じゃあ、おじいちゃんもいれてくれるかい?」

「だめだよ。永久くんが、ボクと永久くんだけだって言ってた。」

「そりゃ、残念だなぁ。」

なんて会話…。

しかも、いつ七くんは永久とそんな話したの?

絶対今、顔赤いわ…私。

瀬高さんと服部さんがニヤけてる。
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