この関係を壊してでも伝えたいこと
私の目の前に突き出されたのはカップラーメン。


「アイツお嬢さんだから反応が面白そう」


「それはお昼にあげなよ!?てかどっから持ってきたの」


「珍しい味が発売してたからさっき買った」


「あ、本気であげるつもりじゃなかったんだ」



大体のことは投げやりの凛ちゃんは二時間お店の中を歩いただけで飽きてしまったようだ。


「彗月…」


「だめ、そんな目で見ても帰らないよ」


私だって帰りたいよ。

何が楽しくて人様の半年記念祝いを探さなきゃいけないの。

しかも片思いの相手って。


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