貴方との奇跡

29歳〜始まりの時〜

大輔と別れてから3年が経過した。

現在、私は、訪問看護で看護師としてバリバリに働いている。

案外、私は、訪問看護があってるみたい。
病棟や救急センターで時間に追われている仕事するよりも。

「木村さん〜。今日のカンファレンスを始めるよ。」

夜間、緊急で呼ばれたからソファーで人眠りをしてしまった。

大輔と別れてから仕事人間かの様に働いている。
人のオンコールまでやってしまう程に。


「はーい。」
このままソファーとお友達になっていたいけど、そういう訳にはいかない。返事と同時に上半身を起こした。

「大丈夫?昨日も呼ばれたんでしょう。」

いつも優しい言葉を掛けてくれるのは落合師長。
落合師長とは私が新人の時からお世話になっている人。


3年前まだ未熟な私を訪問看護に誘ってくれた人でもある。

多分1人で部署異動するのが嫌だったから、連れ出した説も拭えない。

それでも、連れ出して一緒に部署異動させてくれて良かったかも。


1人に時間掛けて看護できる部署の方が私にはあってたみたい。


「元気だけが取りえですから。大丈夫です。」
こぼれるような笑顔で答えた。
< 2 / 191 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop