黒猫系男子にご注意です


うーん!!



やっぱり、最高だ!この部屋!!



窓を開けて、風通しをよくすると、頬を撫でるように風がすり抜けていく。



まだ5月だけど、気温は高め。



電気はつけなくても、この部屋自体が南向きだから、自然と明るい。



カバンを置いて、勉強道具を出す。




「よーし!今日も頑張るぞー!!」




1人喝を入れた、その時。



ガラッと入口のドアが開いた。


えっ?



ふっと顔を上げると、目の前に信じられない人がいた。



「え...なな、なんで...」



この人が...



「え、スズラン姫?」



って、あれ?


えーと、誰だっけ...



この猫っぽい人は...



あっ、そうだ!




「えーと、猫助??」





< 23 / 461 >

この作品をシェア

pagetop