ハートに触っちゃダメです!
担任!?勘弁してください!
翌日――――


私は変装して登校



いつも下ろしてる髪は左右三つ編みで


全く必要ないのにメガネも着用



ちょっとは別人に見える?


とか

期待しつつ


校門を通り抜け駐輪場




「あれ?浅見、今日どうしたの?」


って・・・・

先に自転車止めてたゆりちゃん

すぐに私に気がついた。



全然変装になってないらしい?




取り合えず昨日のことはゆりちゃんにも内緒。



・・・ってか

女子の憧れの光先生に蹴り入れたなんて知られたら・・・



どうなることやら。。。




「うん。ちょっとイメチェン。」


「ふう~ん。」



ゆりちゃん何だか不思議そうな顔?




確かに・・・分かってるけどね。



変装とは言え

やり過ぎた感もなくもない。




それでも

これで数日

丸瀬先生をやり過ごせたら・・・



取り合えずほとぼり冷めるまでってやつ。




自転車を止めて


前のカゴからカバンを下ろしながら


今日一日無事に過ごせるようにと

密かに願う私。




「行こっか、ゆりちゃん。」



でも、そんな願い空しく?


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