蘭蝶
2章

*あの日の事件

私は、一呼吸置いてから話し始めた


「私、もう一つ仲間って言える存在が居たの皆知ってるよね…?」


湊「王蝶だっけ?」


「うん」


咲「それで?」


「……裏切られちゃった」


咲「え…?」


湊「は?」


陣「え?」


それぞれの反応が返ってきた。


湊「どういう事だよ…!!」


「……聞いてくれる…?」


咲「当たり前じゃない!」


陣と湊も頷いてくれた。


私は、あの日…王蝶での出来事を話し始めたーー




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