光輝く可憐な夜桜

面倒な毎日

そんなこんなで生徒会に入って1週間が経った。最近、めんどくさそうな女子に睨まれている気がする… たぶん、生徒会長と副会長と話しているからだろう。
「はぁ… めんどくさっ。」
つい、口にしてしまい、めんどくさいような女子に聞かれてしまった。気付いた時には、もう遅かった。私はその面倒な女子たち、別名「美男親衛隊」に連行されてしまった。
その親衛隊にはおよそ30人入会しているらしい。
迷惑なものだ。私は好きで生徒会になった訳でもないのに。あいつら、頭どうかしてるんじゃないの。あんな奴のどこがいいの。代われるんなら代わりたいよ…
私は連行され、中庭に連れて行かれた。ある金髪の女の子が、
「あんた、最近、調子乗り過ぎ。ふざけんなよ。」
私はイラッとしたので、
「乗ってません。先輩方こそ、こんなことしてる暇があるなら、勉強でもしたらどうですか。"欠点さん"。」
と言うと、その女子は顔を叩こうとした。
そのときだった。
生徒会長が女子の手を掴んだのだ。
「こんなこと止めろ。」
女子たちは言い訳をしながら逃げていった。
「大丈夫？」
後ろには、生徒会の人がいた。他の人は心配してくれたのに対し、生徒会長は冷たい言葉を突きつける。
「お前は馬鹿か？それともアホなのか？ふつう、あおるようなまねはしないだろ。"論外"。」
「その言い方はないんじゃないの。あと、私は勉強は出来ないけど、馬鹿でもアホでもない!」
「いや、それを馬鹿って言うんじゃないのか。」
皆は私の答え方に爆笑している。最悪だ…