君が嫌いな君が好き
カチカチ…とキーボードをたたいた後、画面の右下に表示されている時計に視線を向けた。
「もうこんな時間か…」
そう呟いた後、今からの行事を思い出して息を吐いた。
保存を済ませると、パソコンの電源を切った。
ノロノロと椅子から腰をあげると、スタンドミラーで今日の格好をチェックした。
ベージュ色のパンツドレスに、特に異常はない。
ベッドのうえに置いていたハンドバッグを手に取って忘れ物がないかの確認をする。
「特にないな」
大きく深呼吸をして、覚悟を決める。
「よし、行くか!」
フンと鼻で息を吐くと、玄関の方へと足を向かわせた。
「行ってきまーす」
1人暮らしだから返してくれる人は誰もいないけど、つい言ってしまうのは実家での習慣が染みついているからである。
今日は後輩と…私が好きだった人の結婚式だ。
「もうこんな時間か…」
そう呟いた後、今からの行事を思い出して息を吐いた。
保存を済ませると、パソコンの電源を切った。
ノロノロと椅子から腰をあげると、スタンドミラーで今日の格好をチェックした。
ベージュ色のパンツドレスに、特に異常はない。
ベッドのうえに置いていたハンドバッグを手に取って忘れ物がないかの確認をする。
「特にないな」
大きく深呼吸をして、覚悟を決める。
「よし、行くか!」
フンと鼻で息を吐くと、玄関の方へと足を向かわせた。
「行ってきまーす」
1人暮らしだから返してくれる人は誰もいないけど、つい言ってしまうのは実家での習慣が染みついているからである。
今日は後輩と…私が好きだった人の結婚式だ。