溺愛妖狐ひろいました

☆憎たらしいやつ




「とりあえず、これ着て!その間にご飯作るから!」



恥ずかしい思いをして、とりあえず下着とジャージとTシャツを買って帰ってきた。
それをミコトにタグを外して渡す。



「・・・うん」



ミコトは不思議そうな顔でそれを受け取った。
私は逃げるように部屋を出るとキッチンで料理を始める。


も、もう・・・。
なんで男なのよ。
せめて女の子だったらよかったのに。

狐って化けれるんじゃないの?
女の子に化けてくれればよかったのに・・・。

そういうもんじゃないのかな・・・。




「あこー」




部屋の中から声が聞こえる。
着れたのかな。



「できた?」

「・・・これって、どうやって着るんだ」




どうやってって・・・。




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