わたしは人魚


月のきれいな晩

きらきら輝く夜の海で


地曳き網に捕らわれて

死を覚悟したそのとき――


「間抜けな人魚もいたもんだな」

「助けてくれるの……?」

「もう捕まるなよ。じゃあな」


運命の出会いをしたのです

それは、生まれて初めての恋でした


「もう一度、あの人に会いたい……」