‐部恋。 Round 02‐

-Story.2


――――――…


「 ただいま~。 」


ハルは家に入ると同時に

『愛奈ねぇ、ちょっと。』

私に手招きをして
2階へ連れて行った。



『説明してもらおうじゃん。』


2階に着くとハルは
何も言い訳させないような
態度で私に尋ねた。



「――…。

 ここだと声響くから
 あたしの部屋で話すよ。」

――――…


ハルは私の部屋にある
カラフルなクッションを
抱いたまま、
私の話に耳を傾けた。


同じ部活だということ、
付き合うまでの経緯など
ハルに全て話したんだ。


話し終えると、
ハルは大きな溜め息をついた。


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