キミノテノヒラノウエ。
恋人未満的ルームシェア。
翌朝、食事をしながら、

「今日から、日勤の時は朝送って行く。」と私の顔を見た。

「自転車だし、薫ちゃんの方が出かけるのいつも遅いじゃん。」

「自転車は車に乗せればいいだろ。早く出かけても俺は困らない。」

「そうなの?」

「まあ、チビスケの仕事先の奴らをきっちり牽制しておきたい。」

「へ?」

「チビスケには手を出すな。って俺の意思表示。」

「い、いや、そんなことされても困るけど…」

「もう、キスもしたし、チビスケの予約は入ってるはずだ。」

「あ、あれは…薫ちゃんが…」

「チビスケはキスから逃げなかった。有効だろ。」

…ええー?

私は顔を赤くして、目玉焼きを突く、

「早くメシを食え。遅刻するぞ。」と薫ちゃんは笑ってトーストを齧った。


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