幸せになろう
3.幸せ
「ありさ、着いたよ。」
優しく颯斗が私の肩を叩いた
いつの間にか寝てた…
「よく寝てたね、疲れたよね。今日朝早かったし」
颯斗は私の手を引いてタクシーを降りる
部屋に入ると、颯斗は2人分の荷物を置いてネクタイを外す
私はとりあえずソファに座って大人しくする
「ありさ何か飲む?」
私は首を横にふると、そうと言って颯斗は私の横にぴったりとくっついて腰を下ろした
すると、
「ありさちゃんは喋れないんですか?」
なんて意地悪な笑みを浮かべて聞いてくる颯斗