呆れるほどに不器用な恋を、貴方と。
エピローグ

暫く抱き合って、雄大の胸の中が気持ちよくて心地よくて安心しすぎて頬を刷り寄せた。

瞬間、ビクリと雄大の体が固まって頭上から長いため息が聞こえた。
一瞬で幸せな気持ちが一気に萎んで不安が広がる。

腕から逃れようと体を引こうとしたけど、体に回った腕が逃がしてくれなかった。


「…………ごめん、ちょっと限界。央が可愛すぎて男の性が暴走しそう」

はっ!?!?!?

もう一度小さなため息をして、ギューーーーッと力を込めて抱き締められると、「えいっ、」って言いながら私の体を離した。



えっ?
何?えいって。
雄大が、えいって言ったの?



目を丸くして雄大を見上げると手を口許に覆って恥ずかしそうに私を見下ろしていた。

「見るなよ。あーーーもうっ、その上目遣いとか駄目だって。ここに央がいるってだけで堪んないんだから。必死よ?俺」


何言ってんの!?
何言っちゃってるの!?


更に目を見開いて、目の前にいる人は雄大を皮を被った異国の人じゃないかってくらい出てくる台詞が別人で。

えっと、例えばマイケルとか。
本当、誰!?!!!!!



「なんだよ、」

私が固まっているのが分かって、拗ねたように口を尖らせる。

いや、拗ねるとか。

なんだコレ。
可愛すぎるだろう。



「………………ね、ねぇ。どうしたの?」

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