Spice‼︎
honey bunny
梨花は風間と毎晩のように一緒にいた。

そして梨花が桐原と逢う時、
風間は茉美と逢うと言った。

「茉美ちゃんを抱かないで。」

と、言いたかったけど…
これから桐原に抱かれに行くのに
そんなことは言えなかった。

それにこれ以上嫉妬するのは耐えられない。

あの夜は魔がさしたと自分に言い聞かせる。

桐原は梨花のカラダが他の男に染められてるのに気がついていた。

「梨花…最近ココ、感じやすくなったな。」

梨花が思わず声を漏らす。

「もう一人の男とは頻繁に会ってる?」

「そういうの聞かないって約束ですよね?」

桐原は笑って

「梨花のカラダ…前よりいやらしくなったから。」

と言った。

「嫌ですか?」

「嫌じゃないよ。

前より感度もいいし興奮する。

それにその男に抱かれてる梨花を想像すると逆に萌えるしな。」

「桐原課長って変態ですよね?」

「男はみんな変態だよ。」

桐原は梨花みたいに嫉妬しない。

梨花も前はそうじゃなかったのに…

風間のことを考えると嫉妬で頭がおかしくなりそうだった。

「桐原課長…もっと触って…」

梨花は風間のことを考えないように
桐原を誘う。

梨花の嫉妬は桐原との情事のスパイスに変わった。



< 31 / 265 >

この作品をシェア

pagetop