今度は日本を救います
魔法の授業
「いじめられたり、何かあったら俺に言えよ!?権力でどうにかするからな!?」



「わかった、わかった……」



ほう(報告)れん(連絡)そう(相談)をしっかりすると約束し、ようやく認めてもらった。


実はお兄ちゃん、学校で2番目に強い生徒会副会長らしく、その権力を乱用しようとしている。


報告、連絡はしても相談はしないようにしよう。


魔法の授業中乗り込んできそうだし。


不安そうなお兄ちゃんにジロジロ見られながら登校していると、また会った悠太先輩に笑われた。


と言っても、お兄ちゃんが本当に機嫌が悪いと3秒で察した悠太先輩はすぐに笑いを止めたけど。


お兄ちゃんに勝てるのは生徒会長と、多分私しかいないもんね……


聞いたところお兄ちゃんは、飛行が使えるらしく、その希少さ故2番目にまで上り詰めたらしい。


大体それぞれの魔法を使える人数というのは均等に分かれているけど、例外で希少なのはお兄ちゃんの持つ飛行と、気配遮断と通信。


飛行の対抗手段は少ない。


火、水、風、地、電気、それぞれに関する魔法、ものによるが創作、転移なら対抗手段はあるっちゃあるが、それでも地上にいる時より何倍も威力は落ちる。


他は最早対抗手段すらない。


唯一対等に争えるのは飛行を使える人だが、数が少ない。


気配察知は結構いるのに遮断となると途端に少なくなる。


気配遮断は気配察知と浮遊以外なら、かなり有利に戦える。


が、気配察知が相手だとお互い効果が無効化され、肉弾戦に発展する。


通信は戦いでは重要なほうれんそうをするために重宝されているのだが、数が少ないのでその価値は高い。


1対1の戦いで通信はあまり役に立たないんだけどね。


どうやら魔法使い達の世界でも飛行と気配遮断と通信は少ないのは変わりないらしい。


ちなみにこれらは全部お兄ちゃん情報ね。

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