「我々は、炎の国の炎の軍ではありません。
…クウォン様、貴方様の軍!
我々は、貴方様の手足なんです…!!」

みんなのその姿に、表情に…。
自分は、なんて馬鹿だったんだろう、と気付く。


「いつものように、言ってください。
”行こう!みんな!”って…。
我々は、そのお言葉を待ってるんです!!」

みんなの言葉に、想いに…。
やっと、分かった。


俺のこの10年間に、無駄な事なんて何一つなかった。

夢も、恋も、何一つ叶えられなかった俺だけど…。
ここに確かに、俺の幸せはあった。

ガーネットは、例え俺の傍に居なくても…。
大切なものを残してくれた。
その宝石のように、”実り”と”深い絆”を俺に確かに与えてくれていた。


「……ありがとう。」

俺は目の奥から…。
いや、心の奥底から溢れそうな熱い想いを込めて言った。


「…よし!
行こう!みんなッ…!!」

俺の言葉に「はっ!!」と、活気に満ちた返事が返ってくる。
欠けた者は、1人もいなかった。

みんな、俺の最後の戦いを見守ってくれる。