「見せてもらおう。
水神に選ばれたお前が選んだ、男の器量を…。
そして…。
お前が本当に我等を”深い絆”で結ぶ宝石(ガーネット)になれるかを、な。」

「っ……お兄、様…。」

それは、間違いなく…。
10年前に途切れかけた夢が、再び動き出した瞬間だった。


「……。
ありがとう、ございますっ…。」

俺とガーネットは、自軍に向かって去って行くヨシュア王の背中に二人で深く頭を下げた。

……。

その後…。
ヨシュア王はグラン将軍と共に水の兵士達を鎮め、戦はひとまず停戦。
死亡者は0で、なんとか治った。

勿論、俺達の戦いはこれで終わりではない。
むしろこれからで…。
俺達の夢見る世は、まだまだ遠い。


……でも、大丈夫。
独りじゃないから、歩いて行ける。
例えどんなにゆっくりでも、歩む事を止めなければ、確実に前に進んでいるのだから。

……
………。