「…不安、なんだよね?
手が、すごく冷たい。」

ガーネットはそう言いながら俺の手を取ると、温めてくれるように掌に自分の頬をすり寄せてきた。


「///っ……。」

多分本人は無自覚なんだろうが、上目遣いで見上げられて俺の鼓動はドキンッと跳ねる。

全く、暫く見ない間にまた綺麗になってるし。
こんな時なのに、愛おしさが溢れてしまう。


”その時まで、妹をそなたに預けよう。クウォン殿”…。

抱き寄せようとした時、俺を信じてガーネットを預けてくれたヨシュア王の言葉を思い出して…。
俺は手を引っ込めて、彼女から少し離れた。


「?…クウォン?」

俺を見て首を傾げるガーネット。
そんな可愛い仕草しないでくれ、と思いながら俺は目を逸らした。


「……。
今は、まだ駄目だ。
ヨシュア王と約束を果たす日まで…。
俺は、お前には…触れられない。」

俺にはまだ彼女に触れる資格がないんだと、必死に自分に言い聞かせる。