ガード
週末
デートじゃないんだよね。

3人だから違うよね。

ただの買い物だもんね。

そう自分に言い聞かせているのは私だけだろうか。

私だけが無駄に緊張しているのだろうか。

考えながら、とりあえず水浦邸の正門まで行く。

ここで待ち合わせなのだ。

しかし実際ついてみると翔、あずさは先に来ており、なぜか古川さんまでいたのである。

「おはようございます。あの、古川さんは・・・何でここに?」

「今日は翔様のボディーガードではなく、お友達としてということでしたので、このような対応をさせていただいております。」

では裏を返せば1日経つとまたいつもの関係に戻るというわけか。

「わかりました・・・。よろしくお願いいたします。あずさ、翔、行こうか。」

そう言って私が歩き始めると、翔に後ろから肩をトントンと叩かれた。

「華、いつもなら歩くだろうけど、今日は車。」

そう言って、翔とあずさは混乱する私を連れて、水浦邸の第2車庫まで足を戻したのである。

< 48 / 77 >

この作品をシェア

pagetop